民泊代行とは?メリット・費用相場・失敗しない方法を徹底解説!

民泊代行とは?メリット・費用相場・失敗しない方法を徹底解説!

「民泊代行会社を使ってみたい!」

民泊代行会社はどのように選べばいいの?」

このような悩みを抱えている方も多いはずです。

煩わしい雑務を民泊代行会社にお願いしたいと考えているものの、どのようなサービス展開がなされているのか、メリットやデメリットも知りたいと考えるはずです。

本記事では、民泊代行会社とは何かから、業者に業務を丸投げしながらも安定的に運営をおこなう方法をお伝えします。

監修者
民泊管理バンク 代表 高橋拓真

池袋で民泊運営しながら民泊代行サービスも展開

2018年に鎌倉で民泊運営を開始。その後、民泊運営代行も運営する傍ら、池袋(東京都)でも自社の民泊を運用中。

客単価と稼働率を上げることが得意。民泊運営のリアルな情報を発信している。

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民泊代行会社とは民泊経営の自動化への近道

民泊代行会社とは、民泊経営のホスト業務を代行してくれる会社を指します。

民泊経営には以下のような業務があり、ホスト業務は常に発生します。

  • 物件取得・許可申請・準備(初期段階のみ)
  • Airbnbなどでの集客(自身で半自動化可能)
  • ホスト業務(自身では半自動化不可能)

特に三番目のホスト業務は代行業者を使う以外に自動化する方法がありません。

もちろん社員を雇って自動化する方法もありますが、固定費がかかってしまうので、初期段階では難しいでしょう。

ただ、民泊代行業者は完全成果報酬制を導入しているところも多いので、ランニングコストの低減にも役立ちます。

民泊代行会社の費用相場は5万円〜

民泊代行会社へ依頼する費用相場は5万円からとなっています。

会社によって費用も異なりますし、委託できる業務も異なりますが、完全委託となると10万円が相場になります。

民泊運営の完全代行になると、完全成果報酬制で総売上高20%の代行手数料の支払いになるといった支払い方法の違いもある点に注意しましょう。

各民泊代行会社の違いを資料請求をしながら確認し、自身が保有する物件と相性のいい業者を選んでください。

民泊代行会社のおすすめ3選!

民泊代行会社のおすすめ3選は以下のとおりです。

  • 民泊管理バンク
  • PIPI Hosting
  • フェイスフォワード

それぞれのおすすめポイントを解説します。

民泊管理バンク

民泊管理バンクはオーナー様が戦略設計の時間をたっぷりとって売り上げを最大化させるために民泊関連の雑務を巻き取るサービスを行っています。

成果報酬型で月々10〜20万円請求される民泊代行が多い中、月額定額制で19,800円〜と明瞭な価格設定になっている点もポイントです。民泊代行に雑務を依頼して、自分は民泊の醍醐味である戦略設計に時間を割きたいと考えている方は、民泊管理バンクに依頼してみましょう。

一部の雑務を代行業社に依頼したいなら民泊管理バンク、ホスト業務の完全代行が必要なら他の2業者から選ぶといいでしょう。

このような理由から、事務作業は民泊運営代行会社に丸投げしてしまったほうが費用対効果が高いといえます。事務作業を請け負ってくれる代行会社を探したい方は、まずは民泊管理バンクに問い合わせてみましょう。

>>民泊管理バンクに相談する

PIPI Hosting

PIPI Hostingは完全成果報酬型の料金プランを設定している民泊代行会社です。

民泊管理バンクとは異なり、予約の清掃料金総額が必ず発生する点に注意しましょう。

具体的な料金プランは以下のとおりです。

  • スタンダードプラン:清掃費を抜いた売上高の15%
  • プレミアムプラン:清掃費を抜いた売上高の20%

プレミアムプランは現地駆けつけサービスや定期報告などのオプションが無料になっています。

ただ、初期設定費用などは無料にならないため、費用対効果を確認する必要があります。

フェイスフォワード

フェイスフォワードも完全成果報酬型の料金プランになっています。

PIPI Hostingと同様に清掃料金を必ず支払う必要がある点に注意しましょう。

具体的な料金は総売上高から清掃料金を支払ったあとの15%になります。

多数の言語に対応していて、民泊可能物件の紹介も受けられるため、フルサポートが必要な方におすすめです。

とはいえ、今回紹介した全ての民泊運営代行会社はフルサポートが前提になっているので、経営戦略までのサポートが必要なら民泊管理バンク、ホスト業務の完全代行が必要なら他の2業者から選ぶといいでしょう。

民泊運営代行を依頼するメリット

民泊運営代行を依頼するメリットは次のとおりです。

  • 無駄な労力がかからない
  • 効率よく売上を立てられる
  • 事務作業を丸投げできる
  • リスクの軽減ができる

詳しく解説します。

メリット1.無駄な労力がかからない

民泊運営代行を依頼するメリットの一つ目は、無駄な労力がかからない点です。

ホスト業務の中でも直接売上に関係する予約管理も代行依頼可能ですし、売上に関係しないものの顧客満足度に関わる清掃業務も代行依頼できます。

民泊物件のオーナーは代行費用の支払いはあるものの、無駄な労力をかけずに経営に集中できる環境が手に入ります。

メリット2.効率よく売上を立てられる

民泊運営代行では予約管理の代行も可能なため、効率よく売上を立てられる可能性が高いです。

予約管理の代行とは、AirbnbやBooking.comなどのプラットフォームで宿泊価格の調整をしたり、リスティングの上位表示を目指すことを指します。

民泊を公開してから1〜3ヶ月は予約が埋まりにくいため、代行会社に予約獲得の試行錯誤を依頼したり、ノウハウを活用して稼働率を上げたりする施策を打ち、機会損失をなくすことがおすすめです。

より予約獲得施策を明確化すると、3ヶ月以上先には欧米の長期滞在ゲストの獲得を目指し、直近の1〜3ヶ月はアジア圏を中心に予約獲得をすると稼働率が8割を超えてきます。

メリット3.事務作業を丸投げできる

Airbnbや楽天トラベルなどへの掲載、自動返信メールの設定、料金設定の更新など予約の事務作業を代行業者に丸投げできるのもメリットです。

特に民泊運営を副業でおこなう方は、本業の合間に片手間で事務作業をするのは不可能に近いと考えておきましょう。

それに加えて、雑務は間接コストになってしまい売上に直結しないので、丸投げしたほうが効率的です。

このような理由から、事務作業は民泊運営代行会社に丸投げしてしまったほうが費用対効果が高いといえます。

メリット4.リスクの軽減ができる

代行業者のサービス内容にもよりますが、民泊の戦略まで考えてくれる代行業者であればリスクの軽減につながるメリットもあります。

というのも、民泊運営が初めての方は正しい知識を確実にものにしているわけではなく、専門家の意見を取り入れて運営をしたほうが失敗するリスクが少なくなるからです。

たとえば、物件の内装を整えているのにSNS映えしない写真の撮り方をしていたら、予約獲得は達成できません。

ただ、SNS映えする写真を撮るノウハウを初心者の方はご存知でしょうか。

このように代行業者が保有する多数のデータを元に解析しているからこそ、提供できるデータがあるため頼れるところは頼ったほうが失敗するリスクを軽減できます。

民泊運営の代行業者に依頼するデメリット

民泊代行会社に依頼するデメリットは以下のとおりです。

  • 費用がかかる
  • 運営方法の不一致が起こる可能性がある
  • 契約に縛りがある場合がある

それぞれ解説します。

費用がかかる

民泊運営の代行業者に依頼する最大のデメリットと多くの方が考えるのが、費用がかかる点です。

一括で全ての業務を自身で賄うほうが利益率は高まりますが、民泊オーナーは経営戦略も考えなければならない点に注意しましょう。

物件の稼働率が下がっているにもかかわらず、業務負担から新たな経営戦略を打ち出せないのでは本末転倒になってしまいます。

先ほどもお伝えしましたが、運営代行に依頼することでノウハウの提供も受けられるため、費用はリスクを軽減するための費用と考えておくといいでしょう。

運営方法の不一致がおこる可能性がある

費用の問題よりも考えなければならないのは、民泊オーナーと代行業者の間に運営方法の不一致が起こる可能性がある点です。

オーナーの意向と代行業者が提供するノウハウと提案の間に乖離が起きてしまうと、運営がチグハグになってしまう恐れもあります。

たとえば、オーナー側は料金設定を高くして高級感を出したいと考えているのに、代行業者は相場から算出したデータだけで料金設定をしていたとしましょう。

このような場合に両者の意見がぶつかるのは当然です。

ですから、最初の民泊代行会社を選ぶ際には、資料請求や面談を通して意見が一致しやすいかや、専門家として信用できるかを基準に選ぶといいでしょう。

契約に縛りがある場合がある

民泊運営をすぐに始めたいという思いから契約書を確認せずに契約してしまうと、縛りがある可能性があるため注意が必要です。

仮に1年間常に固定費を支払わなければならない契約をしてしまうと、それだけでキャッシュフローの悪化を招き、適切な運営ができないかもしれません。

このように契約の縛りがあることは事前に確認し、リスクを計算した上で契約してください。

民泊代行会社を比較する際のポイント

民泊代行会社を比較する際のポイントは以下のとおりです。

  • 料金体系とコスパを比較する
  • 評判・口コミを確認する
  • 提供地域をきちんと確認する
  • コミュニケーションコストを確認する

詳しく解説します。

料金体系とコスパを比較する

民泊代行会社の比較ポイントの一つ目は、料金体系とコスパを比較することです。

民泊代行会社は間接コストになる部分であるホスト業務を代行する業者がほとんどなので、費用対効果の比較は必ず必要です。

しかし、経営戦略や代行だけでなく売上アップに貢献するサービスを展開している業者であれば、費用対効果を比較する必要はなく、価値があるかどうかが判断基準になります。

このように民泊代行会社がどのようなサービス展開をしているかで比較対象が異なる点には注意しましょう。

評判・口コミを確認する

料金体系を確認し、ある程度見込みの業者が見つかったら、評判と口コミもあわせて確認してください。

実際に使ったユーザーの評価が最も信頼できる指標であり、悪い評価が多い場合には好条件であっても疑いを持ったほうがいいでしょう。

確認する方法は、Google検索で「業者名+口コミ」もしくはGoogleマップに登録されている場合には、ビジネスプロフィール欄を確認してください。

提供地域をきちんと確認する

多くの民泊代行会社は全国に提供地域が広がっていますが、一部の小規模代行業者になると地域が限定されている可能性があります。

条件面が優れていたとしても、オーナーの保有する物件がサービス提供地域に入っていない場合には代行を依頼できません。

契約段階になった時点で発覚すると、せっかくの時間を無駄にしてしまうため注意しましょう。

コミュニケーションコストを確認する

民泊代行会社は長年の付き合いになるため、初期段階でコミュニケーションコストが発生していないかは必ず確認しましょう。

初期段階でコミュニケーションコストが発生していると、後々のストレスになってしまい連絡を取ることも億劫になってしまいます。

仮に大事な情報を業者側から伝えられているのにメールを見るのも嫌になっていたら、問題が大きくなります。

このようにコミュニケーションコストが最初に発生しているようなら、後々の大きな問題につながってしまうので、問い合わせ段階で確認するようにしてください。

民泊代行会社を活用して成功させるためには

民泊代行会社を活用して運営を成功させるためには、以下の方法があります。

  • 立地戦略を考える
  • 民泊内の設備を充実させる
  • SNS映えする写真を撮影する
  • 物件を購入・賃貸する前に代行業者に相談する

それぞれ解説します。

立地戦略を考える

民泊運営を成功させるには立地戦略を考えることが先決です。

というのも、人の往来がない物件や周りに観光資源がない物件を購入・賃貸してしまえば、予約獲得が難しくなるからです。

物件の位置を後から変更することは不可能ですし、新規に銀行融資を組むこともキャッシュフローが整っていない状態では不可能に近いと考えたほうがいいでしょう。

仮に立地戦略を考えるとしたら、初期投資額は大きくなりますが渋谷や新宿といった観光客が多い場所、もしくは別荘地+観光地である伊豆・葉山・九十九里などの場所が最適です。

立地戦略がうまくいけば、GW中の稼働率100%も簡単に達成できるため、最初に考えるべきは立地といえるでしょう。

民泊内の設備を充実させる

立地戦略がうまくいったとしても、民泊内の設備が充実していなければゲストが予約する確率は低くなります。

民泊の良さはホテルにはない独自のコンテンツを充実させられることなので、こだわりがありニーズもあるコンテンツを揃えましょう。

たとえば、ビールサーバーを設置してパーティー用の物件にしたり、サウナ付きの物件にしたりなどが考えられます。

このように民泊内のコンテンツで勝負するのも成功確率を高める施策の一つです。

SNS映えする写真を撮影する

立地戦略・コンテンツの充実をしてもSNS映えする写真が撮影・掲載されていなければ、昨今の予約獲得は難しいといわざるを得ません。

代行業者のデータによると、写真撮影の技術による予約獲得率には差異が認められています。

特にゲストはInstagramで物件の内観などを確認している事情があり、インスタ映えする画角からの画像をどれだけ揃えられるかが決め手になります。

せっかく差別化された物件にもかかわらず、写真の撮り方一つで予約獲得率に影響があるとすると手を抜けない施策です。

例えば以下のような写真だと、室内の開放感や使い勝手の良いイメージが伝わりやすいので、反応率が良くなります。

物件を購入・賃貸する前に代行業者に相談する

民泊運営を失敗させないためには、ノウハウを持つ代行業者に物件を購入・賃貸する前に相談することが先決です。

立地戦略やコンテンツの充実だけでなく、写真撮影の技術も昨今の民泊運営には求められているため、オーナーが思っている以上に経営の難易度は上がっています。

それでも利益を残しながら安定的な成長を目指したい方は、下記を見てみてください。