民泊やホテルの予約は、写真でほぼ決まります。立地や価格が同じなら、ゲストは「写真が魅力的なほう」を選ぶからです。逆にいえば、撮り方さえ押さえれば、同じ部屋でも予約数を大きく伸ばせます。

この記事では、累計380棟以上の民泊・アパートメントホテルを運営代行してきた民泊管理バンクが、実際の撮影マニュアルで使っている「予約が入る写真の撮り方」を、民泊・ホテルどちらにも使える形でまとめました。撮影箇所のチェックリストから、構図・光・夜間撮影・撮影前の準備まで、現場のノウハウをそのまま公開します。
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- 1. 大前提|民泊・ホテルは隅々まで全て写真を撮る
- 2. 予約が入る民泊・ホテル写真の撮り方|7つの基本テクニック
- 3. 同じ部屋を複数の画角で撮るのが上手な写真の撮り方
- 4. 広角レンズは要注意|実物と違う写真はレビューを下げる
- 5. 予約数を左右するトップ写真の選び方
- 6. やってはいけない写真の撮り方|「盛りすぎ」は信頼を失う
- 7. 水回りの写真は清潔感が命|日本人ゲストが最も見る
- 8. 夜の写真で高級感を出す撮り方|陰影と間接照明の使い方
- 9. 撮影直前のチェックリスト|ここで写真の仕上がりが決まる
- 10. 大変な民泊・ホテルの写真撮影は、まるごとプロに任せる
- 11. まとめ|民泊・ホテル写真の撮り方は「整えて、隅々まで、実物どおりに」

累計380棟の民泊代行実績!ゲスト満足度96.3%
2018年に鎌倉で民泊運営を開始。その後、民泊運営代行も運営する傍ら、自社ブランドThe Natureを展開。
これまでの運営実績に基づきリアルな情報を発信している。
1. 大前提|民泊・ホテルは隅々まで全て写真を撮る
民泊・ホテルの写真で最も多い失敗は、「枚数が足りない」「情報が足りない」ことです。ゲストは泊まる前に、その部屋での過ごし方を写真だけで想像します。情報が少ない写真は、それだけで予約候補から外れてしまいます。
そのため、撮影は宿泊施設として使う場所をすべて、隅々まで撮るのが基本です。中でも次の項目は必須と考えてください。
- 内装(寝室・リビング・玄関などの居住空間)
- 外装(建物外観・庭・エントランス)
- 水回り(浴室・洗面・トイレ・洗濯機)
- アメニティ(タオル、歯ブラシ、ドライヤー、調理器具など)
民泊管理バンクの撮影マニュアルでは、撮り漏れを防ぐために撮影箇所をリスト化しています。下記がその基準です。ご自身で撮影される場合は、このリストをそのままチェックリストとして使ってください。
撮影箇所チェックリスト(民泊・ホテル共通)
- 寝室
- リビング
- 玄関
- トイレ
- お風呂場・洗面所
- クローゼット
- キッチン(お皿や調理器具なども個別に撮影)
- タオルや歯ブラシなどのアメニティ
- 清掃道具
- 庭・外観
- 近隣施設(コンビニ・スーパー・コインランドリー・観光地・飲食店など)

たとえばキッチンなら、全体だけでなくコンロ・シンク・調理器具・食器までを個別に。上の例のように細かく撮ることで、ゲストは「どんな料理ができるか」までイメージできます。撮影枚数の目安は、1LDKでおよそ50カット。「多すぎでは?」と思うかもしれませんが、後で不要な写真を削るのは簡単でも、撮り直しは大きな手間になります。掲載は10〜20枚程度に絞るとしても、撮影時点では多めに押さえておくのが正解です。
2. 予約が入る民泊・ホテル写真の撮り方|7つの基本テクニック
まずは、誰でもすぐ実践できる基本から押さえましょう。民泊でもホテルでも、考え方は同じです。
コツ1. 撮る前に部屋を徹底的に整える
写真の仕上がりは、シャッターを切る前にほぼ決まっています。生活感が出るもの・写ってはいけないものを片付け、ベッドメイクを整え、ゴミ箱や開けっ放しの袋などが写り込まないようにします。シーツやカーテンのシワは、撮影後の補正よりも、撮る前にしっかり伸ばしておくほうがきれいに仕上がります。
コツ2. 基本は横向き(横長)で撮る
横長の構図は、部屋を広く・落ち着いて見せます。予約サイトのサムネイルも横長前提なので、特別な理由がなければ横で撮影してください。トイレなど、どうしても縦にせざるを得ない場所だけ縦でかまいません。
コツ3. 部屋の隅・対角線から撮る
部屋を広く見せたいときは、立ち位置を部屋の隅に。そこから対角線上に向かって撮ると、写る範囲が広がり、空間に奥行きが出ます。少し狭い部屋でも、隅からの一枚で印象が大きく変わります。
コツ4. 自然光を活かす(撮影は日中に)
日中の自然光は、部屋を明るく爽やかに見せてくれます。蛍光灯など寒色系の照明だけで撮ると、寒々しく安っぽい印象になりがちです。撮影は晴れた日の明るい時間帯に計画し、窓の光を活かしましょう。室内の暗い箇所は、照明を足して十分な明るさを確保します。
コツ5. 三分割法で構図を整える
画面を縦横3分割し、その線が交わる点に被写体を置くと、プロが撮ったようなバランスの良い写真になります。スマホでもグリッド線を表示できます(iPhoneは「設定→カメラ→グリッド」、Androidはカメラ設定のガイド線)。
コツ6. 水平・正面・垂直を意識する
ここが多くの記事で語られない、民泊管理バンクのマニュアルが重視するポイントです。水平をきっちり取る・モノに対して正面から撮る・斜め方向の構図を使い分ける——この3つを意識するだけで、写真の「整って見える度合い」が一段上がります。家具やインテリアは、正面と横の両方から押さえておくと、後で選べる幅が広がります。
コツ7. 小物で奥行きと生活感を演出する
同じ部屋でも、小物の置き方ひとつで印象が変わります。たとえば手前に椅子を一脚置くと、奥行きが生まれて空間が立体的に見えます。動かせるものは動かしながら、「手前にモノがあるパターン/ないパターン」を撮り比べてみてください。ランチョンマットや食器をテーブルに並べれば、そこでの暮らしがイメージできる写真になります。ただし置きすぎると雑多になるので、アクセント程度に。
3. 同じ部屋を複数の画角で撮るのが上手な写真の撮り方


1か所につき1枚しか撮らないのは、もったいない撮り方です。同じ部屋でも、立ち位置とアングルを変えるだけで、まったく違う魅力が伝わります。
- 窓が見えるアングル/見えないアングル:採光や眺望を見せたいときは窓を入れ、落ち着きを見せたいときは外す。
- カーテンを開けた状態/閉めた状態:明るい昼の雰囲気と、くつろげる夜の雰囲気の両方を伝えられる。
- アメニティあり/なし:すっきりした全体像と、設備の充実度の両方を見せられる。
- 正面・横・斜め:ベッドやソファは複数方向から。後で最も映える一枚を選べる。
マニュアルでは、寝室だけでも「正面・横・斜め」×「アメニティあり/なし」×「カーテン開/閉」で最低12枚を推奨しています。手間はかかりますが、選択肢が多いほど、最終的に掲載する写真の質が上がります。
4. 広角レンズは要注意|実物と違う写真はレビューを下げる
「部屋を広く見せたいなら広角レンズ」とよく言われます。確かに広く写りますが、ここに落とし穴があります。
広角で実際より広く見せた写真は、ゲストが現地に着いたときの「思っていたより狭い」というギャップを生みます。このギャップは、そのままレビューの星を下げる原因になります。レビューは予約率に直結するため、目先の見栄えのために実物と乖離させるのは逆効果です。
おすすめは、過度な広角に頼らず、通常のレンズで「撮り方の工夫」によって広く・魅力的に見せること。部屋の隅から対角線で撮る、水平を取る、手前に小物を置いて奥行きを出す——本記事の基本テクニックは、まさにそのためのものです。実物どおりに撮って、なお魅力的に見えるのが理想です。
5. 予約数を左右するトップ写真の選び方
Airbnbやブッキングドットコムなどの予約サイトでは、検索結果に各施設の1枚目(トップ画像)がずらりと並びます。ゲストはまずこのトップ画像で「クリックするかどうか」を判断します。つまりトップ画像は、予約獲得の入口そのものです。
トップ画像には、撮影した中で最も写真映えする一枚を選びます。理想は、構図的にも「これは真似して撮りたい」「ここに泊まって写真を撮りたい」と思わせる、広さと構図が際立った一枚。SNSで映えるような、思わず保存したくなる絵を目指してください。

どの一枚が本当に効くかは、最後はテストで確かめるのが確実です。上の2枚は構図は同じでも色味が微妙に違います。こうした候補から、1週間ごとにトップ画像を入れ替え、ページビューや予約数を比較する。これを繰り返すと、その物件にとって最も予約につながる一枚にたどり着けます。
6. やってはいけない写真の撮り方|「盛りすぎ」は信頼を失う
魅力的に見せたい一心で、つい過剰な演出をしてしまうケースがあります。これは長期的に予約を減らします。
- 普段は用意していない花や食事を飾らない。到着したゲストが「写真と違う」と感じれば、それだけで満足度は下がります。
- 今あるもので、丁寧に撮る。盛るのではなく、整えて魅力を引き出すのが正解です。
- 過度なレタッチをしない。明るさや色味を自然な範囲で整えるのは問題ありませんが、実際の宿泊体験と乖離する加工は避けます。
許容されるレタッチは、シーツやカーテンの軽微なシワ補正、小さなホコリ・汚れの除去、明るさ・色味の自然な調整、窓の白飛びの軽い補正など、「実物の印象を損なわない範囲」にとどめます。
7. 水回りの写真は清潔感が命|日本人ゲストが最も見る

浴室・洗面・トイレといった水回りは、特に日本人ゲストが重視する部分です。ここに清潔感がないと、それだけで候補から外されます。
- バスルーム・洗面所・洗濯機をそれぞれ撮影する。
- シャンプー・ボディソープ・トリートメントは、まとめて1枚に。
- ドライヤーやアメニティが「どこにあるか」が分かるように撮る。
- 鏡に撮影者が映り込まないよう、立ち位置に注意する。
水回りは「映え」より「清潔感と分かりやすさ」。明るく、すっきりと、設備の位置が伝わる写真を心がけてください。
8. 夜の写真で高級感を出す撮り方|陰影と間接照明の使い方
ワンランク上の演出をしたいなら、夜の撮影に挑戦してください。特に間接照明やスポットライトがある部屋では、効果が大きく出ます。
ポイントは、しっかり日が落ちてから撮ること。外がまだ明るいうちに撮ると、照明の効果が出ません。夜になってから撮ると、光と影のコントラスト(陰影)が際立ち、深みと高級感のある一枚になります。

日本では古くから、光と影のバランスで「和」や上質さを表現してきました。上の例のように、見せたいインテリアやアートを明るく照らし、周囲を落とすことで、その対象が主役として引き立ちます。
撮影前提で「照明デザイン」から考えると差がつく
さらに踏み込むと、リフォームや新築の段階から「撮影映えする照明」を設計しておくのが理想です。間接照明を仕込む、特定のアートや家具だけにスポットライトを当てる——こうした照明デザインを最初から考えておけば、撮影時に陰影を作りやすく、写真の質が根本から変わります。物件づくりと撮影を切り離さず、セットで設計するのが、収益を伸ばす施設の共通点です。
9. 撮影直前のチェックリスト|ここで写真の仕上がりが決まる
最後に、シャッターを切る直前に必ず確認したいポイントです。地味ですが、ここが写真の完成度を大きく左右します。
- カーテン・リネンのシワをしっかり伸ばす。たるみやシワは安っぽさの原因。撮影前に整える。
- アメニティは斜めに置く・両端をそろえる。タオルやアメニティは、少し角度をつけて並べるときれいに見え、端がそろっているだけで「整った印象」になる。
- 不要なものを画角から外す。生活感の出るもの、コード類、私物は片付ける。
- 水平・正面を最終確認する。傾いた一枚は、それだけで素人っぽく見える。
10. 大変な民泊・ホテルの写真撮影は、まるごとプロに任せる
ここまで読んで、「やることが多い」と感じた方も多いはずです。実際、撮影箇所のリストアップ、複数画角の撮り分け、水回りの清潔感、夜間の陰影、撮影前のリネン整え——これらをすべて自分でやり切るのは、想像以上に手間がかかります。

民泊管理バンクの運営代行では、この記事で紹介した撮影ノウハウをすべて踏襲したプロの撮影を、運営の一部として行います。つまり、撮影箇所の網羅も、構図や光の工夫も、トップ画像の選定も、レタッチも、こちらにお任せいただけます。ホストの方が写真の撮り方を一から覚える必要はありません。
累計380棟以上・ゲスト満足度96.3%の運営実績で培った基準で、予約が入る写真から日々の運営までを一貫してサポートします。「写真も運営も、まるごと任せたい」という方は、ぜひ一度ご相談ください。
11. まとめ|民泊・ホテル写真の撮り方は「整えて、隅々まで、実物どおりに」
民泊・ホテルの写真は、第一印象で予約を左右する最重要パーツです。ポイントを振り返ります。
- 施設の隅々まで、内装・外装・水回り・アメニティをすべて撮る(1LDKで約50カットが目安)。
- 横長・部屋の隅・自然光・三分割法・水平と正面、を基本に。
- 同じ部屋を複数の画角で撮り、小物の出し入れで奥行きを演出する。
- 広角で盛りすぎず、実物どおりに魅力的に。レビュー低下を防ぐ。
- トップ画像は最も映える一枚を、テストで磨き込む。
- 水回りは清潔感最優先、夜は陰影で高級感を。撮影前にリネン・アメニティを整える。
これらを丁寧に実践すれば、予約数は確実に変わります。そして「自分でやるのは大変」と感じたら、撮影も含めて運営代行に任せるのが、最短で成果を出す選択肢です。

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