Air bnbのような民泊サイトにあなたの民泊をリスティング(投稿)しようとする時にプロフィール文や写真が必要になります。あなたの民泊を予約しようと思ってもらうためには主に写真と文章の力が重要になります。そこで今回は、どのように写真を撮れば予約が入りやすくなるのかについて説明していきます。
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池袋で民泊運営しながら民泊代行サービスも展開
2018年に鎌倉で民泊運営を開始。その後、民泊運営代行も運営する傍ら、池袋(東京都)でも自社の民泊を運用中。
客単価と稼働率を上げることが得意。民泊運営のリアルな情報を発信している。
1.魅力的な民泊の写真を撮る7つのコツ
魅力的な民泊の写真を撮る際は、以下の7つのコツを意識して撮ってみましょう。
- 部屋をきれいにしておく
- 画角は横長
- 部屋の隅で撮影する
- 自然光を利用する
- 三分割法を使う
- 小物を取り入れる
- 枚数は多めに
それぞれ具体的に説明します。
コツ1.部屋をきれいにしておく
まずは部屋をきれいにしましょう。
不要なものは片付けて写真に写り込まないようにしておくと、すっきりした見栄えの写真が撮れます。
たとえば、寝室の写真を撮る際にベットのシーツがシワシワだったり、ゴミ箱や開けっ放しの袋が写り込んだりしてしまったら、清潔感のある写真にはならないでしょう。
お客様に利用したいと思ってもらえる写真を撮るには、まずは部屋を片付けることが大切です。
コツ2.画角は横長
画角は横長にすると、部屋が広く見えます。
縦長だと横の圧迫感を強く感じますが、横長だと広々とした雰囲気になります。
広い部屋のほうが、泊まってみたい気分になるので、少しでも部屋を広く見せられるよう横長で撮りましょう。
コツ3.部屋の隅で撮影する
部屋を撮影するなら、カメラマンの立ち位置は部屋の隅です。
隅から撮ると写真に収まる範囲が広くなるので、部屋が広く見えます。
少し狭めの部屋でも、隅から撮れば広く見せられるので、試してみてください。
コツ4.自然光を利用する
写真撮影は自然光が利用できる日中に撮りましょう。
電気をつけて撮影すると、寒色系のライトの場合寒々しい写真になってしまい、印象が悪くなってしまうためです。
自然光を使って撮影すれば、爽やかで暖かなイメージの部屋の写真が撮れます。
自然光からフォーカスを外して撮影することで、逆光を防げます。
自然光を活かした撮影ができる時間帯を意識してスケジュールを決定しましょう。
コツ5.三分割法を使う
「三分割法」を使うと、プロのような写真が撮れます。
三分割法とは画面を縦横それぞれ3分割して、それぞれが交わる4つの点に被写体を合わせて撮る技法のことです。
カメラには大抵三分割できる罫線機能がついているので、活用しましょう。
三分割の罫線は一眼レフはもちろんのこと、スマートフォンでも表示できます。
- iPhoneの場合:[設定]→[カメラ]から[グリッド線]をONにする
- Androidの場合:カメラから右上の設定、ガイド線から三分割を選択する
三分割法で撮ると写真に余白ができて、プロが撮ったようなおしゃれな写真になります。
コツ6.小物を取り入れる
他の物件と似たような写真になる事態を防ぐためには、小物を取り入れてみましょう。
小物をおくことで、部屋に個性が生まれます。
間接照明としてランタンを置いてみたり、観葉植物を置いてみたりするのもいいですね。
小物をたくさん置きすぎると雑多な印象になり逆効果なので、あくまでアクセントとして1つ取り入れる程度がちょうど良いです。
コツ7.枚数は多めに
写真は多めに撮っておきましょう。
似たような写真を連写しても、多い分には困りません。
1枚しか撮っていないと「よく見たらブレていたから撮り直したい」と思ってしまい、二度手間になる可能性があります。
たくさん撮っても、不要な写真は後で削除すればいいと考えて、写真は多めに撮りましょう。
2.民泊サイトにおいて写真が最も重要である理由
民泊サイトをホスト側から見ることはあっても、ゲストの立場になって民泊を予約しようとした経験はないのではないでしょうか?実際にAir bnbでゲストとして予約しようとすると下の画像のような見え方になります。
泊まりたい場所を検索し、様々な民泊のトップ画像と名前が一覧として表示されるのです。この数百件ある民泊先からあなたの民泊を見てもらわなければなりません。まずはゲストの方にあなたの民泊をクリックしてもらうためには、あなたのトップ画像が魅力的でなければなりません。
一度あなたの民泊をクリックさえしてもらえれば、プロフィール文や他の写真からあなたの魅力は十分伝わります。ですから、まずはトップ画像を他のどのホストよりも魅力的にしなければなりません。
3.民泊の写真の3つのポイント
民泊の写真を選ぶ際は以下の3つのポイントを意識して選びましょう。
- 民泊の写真は10枚以上用意する
- 民泊でのゲストにウケる写真とは?
- なぜ民泊の詳細な写真を載せる必要があるのか?
詳しく説明します。
3-1.民泊の写真は10枚以上用意する
民泊の写真はトップ画像の1枚だけではなく、通常10から20枚程度をアップロードしておき、その中の1枚をトップ画像に設定します。では、どのような写真を撮れば良いのでしょうか?
3-2.民泊でのゲストにウケる写真とは?
基本的に民泊でのお部屋とアメニティ、周辺のレストランやお店などをアップロードします。特にお部屋とアメニティは全体像だけでなく、細かく写す必要があります。
例えば私の民泊の場合、台所だけでも台所全体、フライパン、塩と砂糖の入れ物、シンク、洗剤と5枚も用意しています。
3-3.なぜ民泊の詳細な写真を載せる必要があるのか?
私の民泊の写真を参考にお見せしましたが、「ここまで載せるの?」というレベルで写真を載せていたと思います。ここまで詳細な写真を載せることで、ゲストは「台所でカップラーメンが作れるな」や「インスタントヌードルだけじゃなくて、もっと本格的な料理が作れるな」といった、どのようなレベルで民泊のお部屋を利用することができるか想像しやすくなります。
ですから、写真はできる限りゲストの立場に立った写真を載せる必要があります。
4.民泊の写真は写真加工するべし
民泊の写真は写真加工して少しでも印象の良いものに仕上げましょう。
基本的に写真は暗くするよりかは明るくした方が良い印象になります。
加工する際のポイントを以下の項目でお伝えします。
4-1.白を基調にしたものは印象が良い
明るくする中でも白を基調にしたものはより清潔感があり、印象が良いです。壁が白色であったり、天井を白色にしていたり、写真のどこかに白を入れておくと良いでしょう。
仮に白がない場合も、インスタグラムやその他の写真加工アプリで明るさ調整を行い、自然な範囲で明るくしておくと良いです。
4-2.季節感を取り入れると差別化できる
また季節の色感を取り入れると、他の民泊施設の写真と圧倒的な差別化ができるでしょう。
例えば春・夏であれば、寒色という青色をベースとした色に、秋・冬であれば暖色というオレンジがかった色を全体に被せることで、「夏っぽい部屋だな」や「秋先っぽい部屋で素敵だな」と思われるようになります。
当サイトのプロのカメラマンが撮影した写真はこちらです。
このような写真は通常の写真加工アプリでも十分できますし、少しレベルを上げてAdobe Photoshopのようなプロの写真加工ソフトを使うことでより簡単に写真をそれぞれの時期の色に加工することができるようになります。
5.日本の「和」を入れることで民泊の差別化写真に
海外から来るお客様の中には、ホテルでは味わえない日本らしさを求めて民泊を選択する方がいます。
「日本らしさ」といっても様々ですが、必ずしも伝統的な和の要素である必要はありません。
日本の「和」を取り入れた写真について、詳しく説明します。
5-1.「和」の写真をなぜ入れる必要があるのか?
通常、Air bnbを利用するゲストは海外の方が多いです。特に最近ではアジアだけでなく、ヨーロッパ系の方も増えています。ホテルにはない民泊の強みとして、日本人の暮らしを疑似体験できることが挙げられます。
日本らしい体験ができれば、ゲストの満足度を上げられるので、和を感じされる要素があれば掲載しましょう。
民泊経営において「コンセプト設計」は重要です。
日本の「和」をコンセプトにしている民泊なのであれば、その強みを写真で表現していきましょう。
民泊のコンセプト設計については以下の記事で詳しく解説していますので、こちらもぜひ参考にしてください。
民泊の利益を上げるポイントを学ぶ
5-2.「和」とはどのようなものか?
和とはどのようなものが良いのでしょうか?
一般的に考えられるのは日本庭園のようなものですが、見せ方によっては庭に植えいている1本の松だけでも日本っぽく見せることができます。
都内やマンションなど庭がない場所では部屋の内装を工夫することができます。和紙で作った照明や畳、盆栽、木のお皿、掛け軸など日本っぽい要素は多々あります。
木のお皿は厳密に言えば「日本の伝統的な〇〇」ではないかもしれません。しかし、ゲストには本物の伝統的なものでなくても、「日本っぽいな」という要素が必要なのです。
5-3.和を強調する写真の撮り方
和を強調する写真はもちろん白色ベースで撮るのは良いのですが、もっと綺麗に撮りたいという場合があるでしょう。
和を感じさせるためには明暗が必要になります。昔から日本では光と影のバランスを非常によく使ってきました。ですから写真は和を感じさせる物を明るくし、その周りを暗くし、和を感じさせる物を強調させます。
当サイトのカメラマンが撮った写真は以下のようなものになります。
このようにすると、「日本だな」という印象をつけることができます。
6.民泊ゲストにとって最も良い写真の見極め方
プロのカメラマンに撮ってもらったからと言って、必ずしもそれが最も効果的な写真とは限りません。当サイトのカメラマンは何枚も写真を撮りますし、同じ写真でも色使いなど微妙な変化を付けてあなたにお渡しします。ですからその全てを一度に使うこともできません。
例えば下の襖の写真で言えば、構図は同じですが若干色合いが違います。プロのカメラマンからこの2枚を渡されたからといって、両方Air bnbのサイトにアップロードできるわけではありません。どちらか1枚を選ぶ必要があります。
あなたの物件にとって最も効果的な写真を見極めるためには「テスト」を行うことが重要です。Webマーケティングなどを行なっている方であれば当たり前の言葉かもしれませんが、「ABテスト」というものがあります。
1週間ごとに2種類の写真をトップページに入れ替わりで載せていきます。そして、それぞれの1週間のページビュー数や予約件数を比較して、より数字の大きい方を掲載し、さらに別の写真とも1週間〜1ヶ月単位で比較していきます。そうすると最終的に最も効果的な写真にたどり着くことができます。
7.民泊の写真まとめ
写真1つにしても予約の入り具合が全く変わるのが面白い民泊のプロフィール写真。あなたの物件の第一印象を決める写真は民泊紹介のプロフィール文章を書くのと同じくらい力を入れる必要があります。
今回ご紹介したやり方で特に白を基調にした写真、暗い写真よりも明るい写真、和のテイストを入れるのであれば明暗をはっきりさせるといったことをぜひ実践してみてください!
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