「クラウドワークスでの良い応募文が思いつかない」
「採用してもらえるような応募文を書きたい!」
「実績がなくても応募文をきちんと書けば採用されるのかな…」
こんな風に悩んでいる人は、多いのではないでしょうか。
クラウドワークスで応募するときの、不安な気持ちはよくわかります。
私はWebライターとして活動していますが、初めて案件に応募するときに「本当にこれでいいのだろうか」「変なこと書いていないよね」と、何度も書き直しました。
そこで本記事では、クラウドワークスで仕事を受注した経験談をもとに、案件に通過しやすい応募文の書き方を紹介します。
クラウドワークスで応募文に入れるべき内容8選
応募文を一から考える必要はありません。入れるべき内容をきちんと抑えておけば、誰でも魅力的な応募文を書けます。
クラウドワークスで応募文に入れるべき内容は、以下の8つです。
- 自己紹介
- 志望動機
- 案件内容の確認
- 自分ならではの提案と返信のお願い
- スキルや実績の提示
- 納期の提示
- 仕事で意識している点
- 結びの言葉
それぞれ詳しく解説します。
1. 自己紹介
まずは簡単な自己紹介から始めましょう。対面でも同じですが、チャットでのやり取りでも自己紹介は大切です。
例文は以下のとおりです。
提案文をご覧いただきありがとうございます。はじめまして。現在副業ライター(活動している職種)として活動している〇〇と申します。
自己紹介では、例文のように以下の内容を記載しましょう。
- あいさつ
- 名前
- 活動している職種
- 専業か副業か
自己紹介を長々書くと、読み飛ばされてしまう可能性があります。クライアントが読みやすいように、簡潔に書きましょう。
2. 志望動機
志望動機を入れると「ちゃんと募集要項を見ているな」と、クライアントに伝わります。
例えば、ホームページデザイナーの方であれば、
「今回のご要望がスタイリッシュなサイトとのことで、私がよくデザインする案件と似ているため応募させていただきました」
他にもWebライターでダイエットに関する情報を発信しているWebメディアに応募する場合は、「筋トレを6年以上継続していて、大会出場経験があるので、ダイエットに関する細かな情報まで丁寧にわかりやすく解説できると思い、応募しました。」
という形で、クライアントの要望に沿っていて、かつ自分の経験ともマッチすることを伝えられると、クライアント視点では非常に頼り甲斐のある人だという認識を持ってもらえます。
この際に、実際のポートフォリオで似たようなデザインの実績まで出せるとベストですが、出せない場合は参考サイトなどの実例を提示できると非常に喜ばれます。
3. 案件内容の確認
次にどんな案件内容なのかを確認します。仕事の内容が、自分の認識にあっているかどうかすり合わせを行いましょう。
ライターの場合
今回の仕事内容についてですが、ダイエットについて記事制作を行い、ダイエットサプリメントを売ることが目的であると認識しております。
デザイナーの場合
今回の仕事内容についてですが、美容室のチラシ作成を行い、集客数アップが目的であると認識しております。
このように募集要項を読んで、クライアントのゴールを見極めましょう。
という風に確認しておかないと、案件に通過した後に「自分が思っていた仕事と違う」という状況になりかねません。
クライアントも仕事内容を理解してくれている人に発注したいと考えているので、お互いのために応募の時にこのような文面を送っておくことをおすすめします。
4. 自分ならではの提案と返信のお願い
案件内容の確認を記載した後は、自分ならではの提案と返信のお願いをしましょう。たとえば以下のような提案+返信を依頼する文面を送ると、クライアントから良い印象を持ってもらえます。
今回、売りたい商品がダイエットサプリですので、しっかりと記事内でダイエットサプリが欲しい!と思ってもらえるような書き方・構成にできればと考えております。
ただ、記事内ではダイエットサプリ紹介をしたくないなどのご希望があれば合わせますので、お申し付けください。
提案をするだけでなく、希望に合わせた仕事ができることを文面に記載しておけば「この人は自社の色に合わせて仕事をしてくれる」と、思われるので、受注率がアップするでしょう。
5. スキルや実績の提示
クライアントは基本的に、スキルや実績がある人に依頼したいと思っています。そのため、ホームページデザインであれば、「今回の案件に似たものであればこのようなサイト制作の実績があります」ということを伝えましょう。
また、商品の販売ページ(LP)作成の案件であれば、「売ることに特化したセールスライティングやセールスデザインの資格を持っています」ということや、「広告費10万円で100万円の売り上げを立てるLPを作ったことがあります」という文言は、本気で売上を上げたいクライアントほど返信をしてくれます。
注意点として「初心者ですが~」「未経験ですが~」と書くのは絶対にやめましょう。自分が仕事を頼むクライアントだった場合「初心者ですが」と言っている人に、仕事を頼みたいと思わないですよね。
また、もし実績がない場合は、資格の有無や、応募する案件に対して知識があることなどをアピールしてください。
6. 納期の提示
応募文の中に、どのくらいで成果物を納品できるか記載しましょう。
例文は以下のとおりです。
今回の案件の納期は4日以内となっておりますが、もしお任せいただけるようでしたら2日後には納品致します。
仮に納期が3日以内と設定されている場合、前倒しで納品できるなら、それを伝えましょう。「2日後には納品できます」などと記載すれば、早く納品してほしいクライアントの目に止まります。
もちろん納品できない期日を設定するのはやめましょう。自分ができる範囲で納期を提案してみてください。
「急募」と書かれている案件に応募する時に効果的です。実績がない人でも作業時間を捻出して、納品を早めることはできるはず。スピード感のある仕事ぶりは、他の人との差別化にも繋がります。
7. 仕事で意識している点
仕事で意識している点を書いて、クライアントに熱意を伝えましょう。
私の場合は以下の内容を意識していると書いています。
- 納期1日前の提出
- 6時間以内の返信
ポイントは具体的な数字を書くこと。「納期厳守」や「早めの返信」だと具体的ではないので、信憑性に欠けます。
「納期1日前の提出、6時間以内の返信を心がけております。」など数字を使って、案件に取り組む姿勢を伝えましょう。
クライアントとしても、スピード感を持って仕事に取り組んでくれる人を優遇する傾向にあるので、納期のスピードや返信速度の速さを伝えるのが効果的です。
8. 結びの言葉
最後に結びの言葉で締めます。
わたし私は「お忙しいところ恐縮ですが、ご検討のほどよろしくお願いいたします。」や「即日稼働できますので、よろしくお願いいたします。」などを書いています。
このような構成で応募文を書いていくと、クライアントからの信頼も獲得できて、他の提案者よりも採用される確率が上がるようになります。とはいえ、より案件の通過率を上げるコツもいくつかあるのでお伝えします。
通過しやすい応募文面を書く3つのポイント
どのようにすればより案件の通過率が上がるかというと、ポイントが3つあります
- クライアントの質問に答える
- 自分を選ぶメリットを伝える
- ポートフォリオを作成する
1. クライアントの質問に答える
応募するときの仕事の詳細欄に「以下の質問に答えてください」という記載がある場合、必ず答えましょう。
過去に私が応募した案件では、以下のような質問がありました。
- 過去のライティング実績の提示(ライター歴◯年◯ヶ月
- 週の稼働時間(平日◯時間、休日◯時間)
- 稼働できない曜日
- 返信ができる時間帯(平日◯時~◯時、休日◯時~◯時)
- 〇〇に関する知識の有無
「質問に答えていない人は実績に関係なく不採用」と、募集要項に記載されている場合もあります。
質問にきちんと答えて、案件に関する資格やスキル、実績をアピールしましょう。
2. 自分を選ぶメリットを伝える
応募する上で大切なのは、クライアントを安心させることです。自分を選ぶことで、得られるメリットを伝えましょう。
ライターであれば
- 専門的な知識があるので、実体験をもとにした内容が書ける
- 同ジャンルを〇〇記事以上執筆した経験があるのでわかりやすい記事を書ける
- 専業なので、月10記事以上の大量納品が可能
など、クライアントが求める人材とあなたを選ぶメリットがマッチすれば、案件に通りやすいです。
発注者側になったときに、よく見かけるのが「全力で取り組みます」と書いている人もいますが、これはメリットではありません。クライアントにとってどんな良さがあるのか?をしっかり伝えてあげましょう。
3. ポートフォリオを作成する
通過しやすいポイントの中で、最も重要なのが「ポートフォリオを作成すること」です。
一般的に、クラウドワークスではきちんとした実績や他のクライアントと取引がある人から採用されるため、実績がない場合は採用されにくいです。
しかし、実績がなかったとしても参考事例として、デザイナーであればサイトデザイン例やライターであれば記事などを作っておきます。
そしてこの一覧をポートフォリオのサイトに掲載しておけば、クライアントはその事例のクオリティを見て発注してくれることも多いです。
未経験でもクラウドワークスでしっかり受注できるポートフォリオの作り方をこちらの記事で解説しています。
クラウドワークスに応募した後の動き
ここまでで一旦、クラウドワークスでなんとか案件に応募はできるようになったはずです。
しかし、実際に応募した後にどうなるのか?が不安なはずなので、応募した後の動きもあわせてお伝えします。
よくある不安に思う内容や対応方法など、以下3点を私の実体験と共に解説します。
- すぐに返信がなくても慌てない
- 不採用の際は返信がないことが多い
- 不採用の連絡がきたら返信する
すぐに返信がなくても慌てない
応募したのに2日経っても連絡がないと慌てることが多いですが、基本的に1週間程度は返信まで余裕を見ることをおすすめします。
募集が多い場合、一旦すべての人の応募文面に目を通して、案件の募集を締め切ってから連絡することが多いため、すぐに返信があることの方が稀です。
なので、返信の目安としては案件の募集締め切りから数日以内に返信があると考えておきましょう。
不採用の際は返信がないことが多い
私の経験上、不採用だった際は返信がないことが多かったです。不採用の連絡があったのは、30件応募して3件ほどでした。
目安として、案件募集締め切り後2〜3日返信がない場合は不採用と考えて良いと思います。基本的に、ほとんど返信がないと考えて、次の案件にどんどん応募しましょう。
また、不採用になったと落ち込む方もいるかと思いますが、クラウドワークスでは同じ案件に30人も50人も応募しています。大学入試以上の倍率ですので、通過するのはそもそも非常に難しいので、タイミングが悪かったと割り切ってどんどん行動していきましょう。」
不採用の連絡がきたら返信する
先ほど、不採用の連絡が来ることは少ないとお伝えしていましたが、もし不採用の連絡が来た場合は、返信しましょう。「不採用になったからどうでもいい」と、無視する人もいますが、返信したほうがクライアントへの印象は良くなります。
丁寧な対応をしていると「今回は不合格にしたけど、次の案件があるときに声をかけてみようかな」と、次の仕事に繋がる可能性もあります。
返信内容としては、返信してくれたことのお礼を入れて「また機会がございましたら、よろしくお願いいたします」などの言葉で締めれば問題ありません。
不採用だとしても、丁寧な返信を心がけましょう。
クラウドワークスの応募に関するよくある質問
ここでは、クラウドワークスの応募に関するよくある質問を紹介します。「まだ応募するのが不安だな…」という人は、目を通しておきましょう。
クラウドワークスの名前は本名のほうがいい?
本名で活動するのが1番です。名前をキャラ名にしている人と、本名を出して活動している人、どっちが信頼できるかと言われたら、間違いなく後者だと思います。
自分がクライアント目線に立ったとき、本名で活動している人のほうが「きちんと仕事をしてくれそう」という印象を持つはずです。
しかし本名を名乗るのが怖い人や、身バレしたくない場合は、怪しくないニックネームを付けましょう。
たとえば、私は「ふみや」という名前なのですが、アプリのアカウント登録などに「ふみ」をよく使っています。
自分の名前を省略するなど、なるべく本名に近い形にするのがおすすめです。
応募するときの契約金額の提示方法がわからない
応募するときの契約金額は税込か税抜かで変わります。
契約金額が5,000円だった場合の提示する金額について、以下の表にまとめました。
契約金額 | 提示金額 |
税込5,000円 | 4,546円 |
税抜5,000円 | 5,000円 |
契約金額が税込5,000円となっている場合は、5,000円÷1.1で計算して、となるように計算して答えである4,546円が提示金額となります。
税抜5,000円の場合は、契約金額の欄が(税抜)となっているため、そのまま5,000円を入力してください。
「税込での提案をお願いします」と記載しているにも関わらず、税抜で提案してしまうと、クライアントに「応募文をちゃんと読んでいないな」と、思われてしまいます。
応募文をきちんと確認して、契約金額は正しく記入しましょう。
実績がなくても案件に合格できますか?
実績がなくても案件に合格できます。しかし資格を取得していたり、案件にマッチした経験を積んでいたりする人でないと、合格は難しいです。
より案件への通過率を上げるには、実際にあなたが作ったデザインや記事などの実例をクライアントに見せるのが一番最短ルートです。
デザイナーであれば、Webデザインの実例を2〜3個ほど。Webライターであれば自分のブログ記事を3記事ほど色々なジャンルのものを作っておくことをおすすめします。
Webライターの場合であれば、案件の通過率がグッと上がるポートフォリオの作り方を解説しているので、こちらを参考にしてみてください。