Webライターとして何件か案件をこなしてきて、さすがにポートフォリオいるよなぁと思っている
クライアントから過去に執筆した記事を見せてと言われて困っている….
ポートフォリオはなくても案件受注はできますが、あるに越したことはありません。
むしろ、ポートフォリオがある方が単価も上がりやすいですし、何よりクライアントからの受注率が上がるのも事実。
応募してもなかなか返信が来ない…と悩んでいる方にこそポートフォリオを作っていただきたいものです。
とはいえ、どのような内容を書けば良いかわからないのが本音なはず。
実際に記事単価6万円(文字単価10円以上)で受注している私のポートフォリオを参考にしながら、発注者でもある私がどのような内容であれば依頼したくなるポートフォリオになるかお伝えします。
もちろん、初心者で実績がない場合でも問題なくポートフォリオは作れるのでご安心ください。
また最後に、ポートフォリオの無料添削も案内しているのでぜひご活用いただければと思います。
Webライターのポートフォリオに必ず入れるべき内容4選
世の中にはポートフォリオの書き方が色々解説されていますが、クライアントが発注したくなるポートフォリオの要素は4つしかありません。
- 一次情報を書ける分野と内容
- 実際に執筆した記事
- 記事を作る上での構成書
- 文字単価や問い合わせ方法
実際にライターさんに発注している発注者目線で、どのようなポートフォリオにすればクライアントが発注してくれるのかもう少し詳しくお伝えします。
1.一次情報を書ける分野と内容
近年のSEO的に、体験談やリアルな情報が非常に重要視されています。そのためクライアントはできるだけ実体験ベースで執筆できるライターさんを常に探しています。
具体的にどのような体験談が必要とされているか、一例を挙げるとこのような内容です。
- 転職エージェントを利用して3回転職しているので、転職関連はリアルな体験談をベースに書ける
- 元々、保険の営業マンだったので本当にお得な保険が何かを元営業マンとして執筆可能
- クレジットカードを20枚持っているので画像の提供を含めリアルな口コミを書ける
このように、過去の体験談と共に具体的にどのような内容の記事を書けるかまでをポートフォリオ内に書いておくと、クライアントが求めているライター像とマッチした時は確実に依頼されます。
また、転職関連やクレジットカードや投資関連はWebライターの中でも単価が高くなる傾向があるため、実体験をもとに執筆できるだけで単価も上がりやすくなるのでおすすめです。
2.ポートフォリオとしての実際の記事
クライアントはライターさんが実際に書いた記事を見て発注を決めることがほとんどです。そのため、クライアントに見せれる記事を自分で書いておく必要があります。
必ずしも上位表示している必要はないため、最低限のSEO対策ができている記事を書けることを示しておくことが重要です。
特に下記の内容を満たした記事を書けているとクライアントからの受注率は大幅にアップします。
ポイント
- 結論ファーストできちんと伝えられているか
- タイトルと見出し2にキーワードが入っているか
- リード文や見出しと見出しの間の文章が自然な流れか
- 誘導したい商品やLPのリンクをきちんと案内できているか
これ以外の部分に関しては、あまり重視されていないことが多いので最低限、このレベルは満たした記事にしておきましょう。
3.記事の構成書と戦略書
今まで誰一人このやり方をしている人を見たことがありませんが、実際に執筆した記事の構成書を必ずクライアントに見せれる状態にしておきましょう。
どのような背景と意図で記事を作成しているのか、または今後作成してくれるのか?というのはクライアントがh滋養に重要視しているポイントです。
構成書には下記の内容を必ず入れておきましょう。
構成書の内容
- 対策しているキーワード
- ターゲット
- 検索意図
- 誘導したい最終的な商品と誘導する流れ
- H2などを含めた構成書
一般的な構成書よりもかなり詳しめに書いていることが分かるかと思います。
ここまでしっかりとターゲットを絞り込んだり問い合わせ獲得までの流れを決めたりしていることをクライアントに伝えるだけで、受注率は大幅にアップします。
ちなみにこの記事の構成書はこのような形で書いています。
また、どのようにして構成書を作っているかはこちらの動画で解説しているので、もう少し詳しくやり方を知りたい場合は参考にしてみてください。
4.文字単価や問い合わせ方法
発注者が一番気にするのは「何円で依頼できるか?」という単価です。単価がわからず、「頼みたいなぁ」と思っても怖くて発注できなかったことも多々あるので、必ず単価は明確に記載しておきましょう。
単価の決め方はこちらを参考にしてみてください。
- 初心者:文字単価1円
- SEOライティングができる中級者:文字単価2〜3円
- 上位表示などの実績がある場合:文字単価4円〜
これらの単価は、リサーチ・構成書作成・本文執筆・WordPress入稿・アイキャッチ選定までを含めた単価になります。それぞれの業務に単価をつける方もいますが、発注者としては計算が大変なのであまり好まれません。
また、問い合わせ方法についてもTwitterのみの方も多いですが、問い合わせフォームやメールアドレスを記載しておくことをおすすめします。
特に法人クライアントの場合、個人のTwitterで連絡を取ることを嫌うことが多いため、最低限メールアドレスを書いておきましょう。
初心者Webライターのポートフォリオの作り方3ステップ
ここまでポートフォリオに入れておくべき内容をお伝えしてきましたが、実際にポートフォリオを作る方法を解説していきます。
こちらの3ステップの通りに進めていけば、クライアントから「ぜひ依頼させてほしい!」と言われるポートフォリオを作れるようになります。
ポートフォリオ作りの3ステップ
- ブログを開設する
- 記事を書く
- ポートフォリオページを作る
1.ブログを開設する
まずはポートフォリオを掲載するブログを作ることから始めていきます。noteやPDFなどで作る方もいますが、クライアントはWordPressへの入稿を希望することが多いので、ポートフォリオもWordPressで作成しておきましょう。
まずは一番WordPressを簡単に作成できるエックスサーバーでサイトURL(ドメイン)とサーバー(サイト情報を保存するサービス)を取得しましょう。
URL(ドメイン)を取得するとWordPressの立ち上げボタンが表示されるので、ここからブログを立ち上げれます。
エックスサーバーの公式サイト:xserver.ne.jp
ワードプレスを立ち上げるとこのような管理画面が出てくるので、投稿の部分から新規ブログ記事を書いていきます。
2.記事を書く
次に、実際にクライアントに見てもらうための記事を執筆していきます。記事を執筆する際には、必ずこの順番で進めるようにしてください。
記事の執筆方法
- キーワード選定
- 記事のターゲット選定
- 構成書作り(目次)
- 本文を執筆
- WordPress入稿
1〜3までは構成書を作るために必要な内容となっています。構成書はこの記事の構成書を参考にしていただければと思います。
構成書をもとに、本文を執筆していくのですが、最終的な記事は必ずWordPressの【投稿】から【新規記事投稿】という形で、ブログ記事として公開しましょう。
ここで作成した構成書はポートフォリオページでクライアントにも見てもらうものになるので丁寧に誤字脱字の内容に書いておくことをおすすめします。
3.ポートフォリオページを作る
最後にクライアントに渡すポートフォリオページをWordPressで作っていきます。ブログ投稿と同じように新規記事投稿から、タイトルを「ポートフォリオ」などにして記事を作っていきます。
このページの中には冒頭でもお伝えしたように下記の内容を記載するようにしましょう。
- 一次情報やオリジナル情報を書ける分野と内容
- 実際の記事と構成書
- 文字単価
- 問い合わせ先
最終的にどのようなポートフォリオページになるかについては、私のポートフォリオページを参考にして作ってみていただければと思います。
初心者Webライターのポートフォリオの注意点5選!
このようにしてポートフォリオを作っていくのですが、いくつか気をつけるべきポイントもあるのでご紹介します。
基本的な内容はこちらの通りです。
それではもう少し詳しく解説していきます。
1.初心者と言わない
「まだWebライターとして活動して1ヶ月なんです…」という方も多いとは思いますが、絶対に初心者と言ってはいけません。
初心者の方でもWebライティングスキルが高いなと思うことも多いですし、スキルレベルを決めるのはクライアント側です。
しかし、最初から「私は初心者です」と言ってしまうと、「初心者=スキルが低い」と思われてそもそもポートフォリオさえ開いてもらえないことがほとんど。
Twitterやクラウドソーシングのプロフィール欄も含めて、絶対に初心者ライターであることは明かさないことをおすすめします。
2.WordPressで作成する
WordPressで記事を公開するクライアントがほとんどです。noteやPDFで作成している場合、「WordPressを使えないのかな?」と思われて依頼されないケースもあります。
また、WordPressの使い方を知っておくことで案件の幅も広がるので、練習の一環だと思ってWordPressでブログを開設しておきましょう。
なお、WordPressを開設するのが難しい…という場合は、最初はGoogleドキュメントやnote、PDFなどで作成しておいて、慣れてきたタイミングで早めにWordPressの開設をおすすめします。
ちなみに指示通りに動けばWordPressでブログを開設できるエックスサーバーというサービスのリンクも念のため貼っておきますね。
公式サイト:xserver.ne.jp
3.常に更新し続ける
一度記事を書いて放置…という方も多いですが、最新のライティングスキルで書いた記事をポートフォリオに掲載しなければ、単価が低くなってしまうこともあります。
なので、必ず1〜2ヶ月に1度は新規記事を書いてポートフォリオに掲載する記事を最新のものに入れ替えておきましょう。
実際に私が依頼したライターさんでも、昔の記事を掲載した状態で依頼してから「こんなに良い記事を書けたの!?」と驚いて単価をすぐに上げたこともあります。
単価が安くなってしまう要因にもなり機会損失なので、必ず定期的に新規記事を執筆して、ポートフォリオに入れる記事は更新しておきましょう。
4.クライアントの実績は勝手に公開しない
クライアントに納品した記事は、クライアントの許可なくポートフォリオなどに公開してはいけません。
検索1位を取れた場合でも、キーワードなどは公にせずに、「検索1位を取った実績があります」程度に濁しておく必要があります。
しかし、クライアントに実績の公開をしても良いという許可をもらえた場合は、キーワードや執筆記事などポートフォリオに掲載しても問題ありません。
勝手に公開するのではなく、まずクライアントに確認を取ってから掲載しましょう。
5.記事を一覧にして終わりにしない
ポートフォリオはみなさんの良さを伝える場所なので、執筆記事を一覧にして貼っておくだけでは良さが伝わりきりません。
「どのような背景や考えをもとにこの記事を書いているのか?」ということを1記事1記事きちんと解説していきましょう。
記事数はそこまでいらないので、とにかく丁寧に解説することで、クライアントは「丁寧に考えながら記事を書いてくれる人だ」と認識してくれて、受注につながります。
【実例】文字単価10円超えWebライターの実際のポートフォリオ
私は発注者でもありながら、Webライターとして記事執筆をすることもあります。受注単価としては1記事あたり4〜6万円で請け負うことが多いので、文字単価にすると大体10円を超えることがほとんど。
その際に使っているポートフォリオがこちらになります。
このようなポートフォリオの書き方をしている人は少ないので、同じように書いていただければ受注率が上がることがほとんどです。
ただし、気を付けていただきたいのは、私はセールスSEOライティングというSEOで上位表示させながら問い合わせも獲得する特殊な書き方をしているので、単価が高くなっているのも事実です。
どのようにすれば、上位表示しながらクライアントの売上も一気に上がる「セールスSEOライティング」ができるかはこちらの動画で解説しています。
【無料添削】あなたのポートフォリオを添削します
ポートフォリオの無料添削について
最後に、ぜひWebライターとして活動されている皆さんのお役に立ちたいと思い、ポートフォリオの添削を受け付けることにしました。
普段は1回あたり5万円で添削をしていますが、この記事の内容をよりわかりやすくするために、皆さんの添削をしながら、この記事をブラッシュアップしていく予定です。
そこで、期間限定で無料で添削を受け付けます。この記事を参考にポートフォリオを作成いただき、こちらのフォームからご応募いただければ、無料で添削します。
ただし、以下の条件に当てはまる方のみが対象となります。
無料添削を受け取れる方
- 既にWordPressのブログを持っている
- 今後もスキルアップしていきたい!という熱量の高い方
- 添削後に本記事の特典で添削してもらえたことをブログのどこかでURLと共にご紹介いただける方
ご応募は下記の問い合わせフォームから【無料記事添削を受けたい】という旨を記載の上、送信いただければ3営業日以内にお返事を差し上げます。
【案件が取れました!】ポートフォリオ添削の効果について
実際にポートフォリオの添削を受けたセリさんは4日程度で既に数件の案件の相談を獲得しています。
ポートフォリオを作って早4日。ありがたいことにお問い合わせを数件ほど頂いております、、!!
— せり@大学生ライター🐈 (@seri_writing) March 16, 2023
実践したことは今回の記事に記載されていることを忠実に再現して、私の添削を受けただけ。
3時間程度でポートフォリオを作って添削に出すだけで案件を受注できるので、かなりコスパが良いかと思います。
ぜひみなさんのポートフォリオもお待ちしております。