フィリピンの不動産投資の利回りの平均は5〜6%!平均相場も解説

「フィリピンで不動産を購入すると、どのくらいの投資利回りになるのか知りたい」

「なぜフィリピンの不動産投資は利回りが高いといわれているのだろうか」

「フィリピンの中でも、どのエリアの物件を購入すれば投資利回りがいいのだろうか」

こんな悩みを抱えている人がいるのではないでしょうか。フィリピンは人口増加や平均年齢が20代という観点から、経済成長が著しい国として、注目されています。

また近年では、フィリピンの不動産は投資利回りが良いと、物件を購入する人が増えているのが実情です。しかし実際にどのくらいの利回りで運用できるのか、詳しく知りたい方もいらっしゃるでしょう。

そこで本記事では、フィリピンの不動産投資の利回りについて解説します。おすすめのエリアも合わせて紹介するので、フィリピンで不動産投資をお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。

h2 フィリピンの不動産投資の利回りは約5〜6%

フィリピンの不動産利回りは約5〜6%です。以下の表は、2023年7月現在のフィリピンのマニラ首都圏に属している地域の賃貸利回りを表しています。

地域利回り
タギッグ市4%
マニラ市5.8%
マンダルヨン市5.5%
パシグ市5%
ケソンシティ5.1%
パサイ市4.7%
パラニャーケ市7%
サンファン市6.8%
参考:Global Property Guide

マニラ首都圏では、家賃の上昇や空室率の低下で、不動産利回りが毎年上がっているのが実情です。エリアによっては利回りが7%を超えてるため、経済成長が著しいフィリピンの不動産は、今後値上がりしていくと予想されています。

h2 フィリピンの不動産投資の利回りが高い理由3選

フィリピンで不動産を購入すると、利回りは約5〜6%になると説明しました。しかしフィリピンの不動産投資の利回りがなぜ高いのか、疑問に思っている方もいるはずです。

そこでここでは、フィリピンの不動産投資の利回りが高い3つの理由について解説します。

  1. 人口が増加しているため
  2. 富裕層や中間層の核家族化が進んでいるため
  3. 物件の価格が安いため

h3 1. 人口が増加しているため

フィリピンの不動産投資の利回りが高い理由に、人口が年々増加していることが挙げられます。人口が増えれば、住む家もたくさん必要になり、これからどんどん住宅の建設が進むことが予想されるためです。

現在のフィリピンの人口は約1億1,000万人で、1950年の1,850万人から右肩上がりで上昇し続けています。2040年には1億4,500万人まで増加すると予想されています。さらにフィリピンには若年層が多く、平均年齢が24.1歳と非常に若いです。日本の平均年齢が48.6歳のため、倍近くの差があります。人口が増え続け、若い世代が多いフィリピンは、大きな経済発展の可能性を秘めています。

不動産を正しい場所に購入すれば、今後数年間で価値が大きく上昇する可能性もあるでしょう。

h3 2. 富裕層・中間層の核家族化が進んでいるため

フィリピンの不動産投資の利回りが高い理由は、富裕層・中間層の核家族化が進んでいることも挙げられます。

不動産を購入する際の不安材料の一つが「空室リスク」です。購入した物件に住む人がいなければ、家賃収入が得られません。しかしフィリピンでは富裕層と中間層を中心に核家族化が進んでいるため、住宅需要が高まっています。

例えば、フィリピンのマニラ首都圏で最も高い空室率は約7%です。タギッグ中心部の空室率は約3%と非常に低い数値を叩き出しています。日本の首都圏全域の空室率平均は約10%のため、フィリピンの不動産の空室率が低いことがわかるでしょう。

住宅需要が高まっているフィリピンで不動産を購入すれば、空室リスクを抑えられるため、家賃収入を得やすいメリットがあります。

h3 3. 物件の価格が安いため

フィリピンの物件は、日本で不動産を買うより安いです。フィリピンのコンドミニアムは約1,000万円〜購入できます。コンドミニアムとは、プールやジムなど高級ホテル並みの綺麗さと設備を兼ね備えた物件のことです。日本の東京でマンションを購入するとなると、約4,000万円ほどかかります。フィリピンなら、4分の1の価格で日本のマンションに匹敵する物件を購入可能です。

またフィリピンの不動産は「プレビルド」で購入できます。プレビルドとは、物件が建つ前に購入する方法です。通常の価格より2〜3割ほど安く物件を購入できます。

さらに物件の分割払いが可能となっており、1,500万円の物件を購入する場合、初期費用300万円、月7万円の積立で支払いが可能です。フィリピンの不動産は、初期費用と月の支払いを抑えられるため、利回りが高くなりやすいです。

h2 フィリピンの不動産投資で利回りが高いエリア4選

フィリピンは、人口増加や物件の安さから利回りの高い物件を購入可能です。しかし「フィリピンの不動産の中で、利回りが高い物件を購入できるのはどのエリアなのか知りたい」そんな方もいらっしゃるでしょう。

そこでここでは、フィリピンの不動産投資で利回りが高いエリアを4つ紹介します。ぜひフィリピンで不動産を買う際の参考にしてください。

  1. パラニャーケ市
  2. マニラ市
  3. ラスピニャス市
  4. パサイ市

h3 1. パラニャーケ市

パラニャーケ市の賃貸利回りは約7〜8%と、フィリピンの人気エリアの中でもトップクラスに高いです。パラニャーケ市は、マニラ首都圏の都市の一つです。カジノが併設されている大型ホテルがあり、観光客から人気を集めています。

不動産を購入するのに手頃な都市としても注目を集めており、コンドミニアムの建設も活発的に行われている都市です。

若者が集まる学生街としても知られており、若者に人気のレストランやカフェも多く、発展が著しい都市として注目を集めています。

h3 2. マニラ市

マニラの不動産利回りは約6〜8%です。マニラは、ショッピングモールやたくさんのレストランなど、商業施設が多く集まる人気エリアです。

国家プロジェクトとして「エンターテイメントシティマニラ」を推進しており、カジノや演劇などを楽しめるリゾート施設の開発が進んでいます。観光を拠点とするなら最適なエリアです。

またフィリピンでトップクラスの大学が集まる都市でもあるため、地方から学びにくる学生も多く、賃貸需要が高いため、物件の空室率も約7%と低いです。デベロッパーが特に開発に力を入れている都市でもあります。

h3 3. ラスピニャス市

ラスピニャス市の賃貸利回りは約7%です。マニラ首都圏を構成する16の市の一つで、マニラ首都圏の南に位置します。ラスピニャス教会は、世界で唯一竹で作られたパイプオルガンがあることで有名です。

マニラ首都圏の中でも南方面では、ラスピニャス市での不動産開発が活発になるといわれています。病院やホテル、ショッピングモールの再開発が活発的に行われているためです。ラスピニャス市は、フィリピンの中でも高成長地域であり、住宅を求める人々の中の間でも好まれているエリアです。

今後5〜10年で大きく変わっていると予想されているため、不動産の値上がりが期待できるでしょう。

h3 4. パサイ市

パサイ市の賃貸利回りは約6〜8%です。パサイ市は、フィリピンのメトロ・マニラと呼ばれるマニラ首都圏に属しています。首都マニラの南、マカティ市の南西に位置するエリアです。パサイ市は、以下のような交通機関や施設が揃っており、フィリピンの交通の要衝になっています。

  • 市内に「ニノイ・アキノ国際空港」がある
  • 「マニラ・ライトレール・トランジット・システム1号線(LRT-1線)」と「マニラ・メトロレールの発着駅」がある
  • フィリピン各地に向かう高速バスが多く発着する

カジノホテルが特に人気で、観光客の多いエリアです。「SMモールオブアジア」といわれる東南アジア最大のショッピングモールもあり、活気溢れる雰囲気が特徴です。メトロ・マニラの中でも治安が良く、外国人が多く住んでいます。外国人の移住先として人気があるので、高い利回りが期待できるでしょう。

h2 フィリピンの不動産投資で利回りが高い物件を選ぶときの3つのポイント

先ほどは、フィリピンで投資利回りの高いエリアを紹介しました。しかし利回りが高いエリアという理由だけで選んでしまうと、後で購入したことを後悔する可能性があります。

そこでここでは、フィリピンの不動産投資で利回りが高い物件を選ぶときの3つのポイントについて解説します。

  1. アクセスの良い開発されたエリアを選ぶ
  2. 現地の不動産に精通している代理店から情報を集める
  3. 実績のあるデベロッパーから購入する

h3 1. アクセスの良い開発されたエリアを選ぶ

フィリピンの不動産投資で利回りの高い物件を選ぶときには、アクセスの良い開発されたエリアを選びましょう。人気のないエリアやアクセスが悪いエリアは、将来的に不動産価値が上がりにくく、物件売却によるキャピタルゲインが得られない可能性が高いためです。

例えば、マニラは日本からの直行便が多く、ビジネスマンを中心として短期留学に人気のエリアとなっています。ショッピングモールやレストランなど、商業施設も充実しており、フィリピンの中でも特に発展している地域です。

空室リスクの回避や物件の値上がりを期待するなら、アクセスの良い開発されたエリアの物件を購入しましょう。

h3 2. 現地の不動産に精通している代理店から情報を集める

フィリピンで不動産投資を考えてるなら、現地の不動産に精通している代理人から、物件に関する情報を集めましょう。周辺相場より高い物件を買わされる可能性があるためです。

周辺相場より高い物件を購入すると、家賃を高く設定するしかなくなり、利回りが低くなります。家賃が高いため、入居者が入らずに失敗するケースも珍しくありません。

ネットで調べることも可能ですが、今後値上がりが期待できそうなエリアとそうでないエリアを外国人が見極めるのは困難です。

そのため、現地の不動産に精通している代理店から正しい情報を集める必要があります。

h3 3. 実績のあるディベロッパーから購入する

フィリピンの不動産投資で失敗しないためには、実績のあるディベロッパーや賃貸管理会社選びがなによりも重要です。実績のある業者に購入や賃貸に関するサポートをしてもらえれば、安心して不動産を購入できるでしょう。

しかし実績のあるディベロッパーや賃貸管理会社も、契約前は都合の良いことしかいわないケースも珍しくありません。情報をすべて鵜呑みにして契約を交わしてしまうと、後から不都合が出てくる場合があります。

そのため、自らフィリピンの不動産投資について情報収集を行う必要があります。適正な購入価格や賃料、賃貸の仕組みを知っておかなければなりません。

弊社が開催しているセミナーでは、フィリピン不動産投資の一般的な賃料や購入価格の相場をお伝えしています。そのため、これらの基準をもとに、検討している物件が安いか高いかなどの判断をしていただければと思います。

参考:フィリピン不動産投資セミナーの詳細を見てみる

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